物流ニュース 5月2009年

 
27/05/09 中国/豪州間に新規船会社が参入する噂
27/05/09 貨物団体が検疫検査料の補助金廃止の影響を調査−タスマニア州
27/05/09 ベトナムへB747-400貨物機のサービスを開始−カンタス航空貨物
27/05/09 世界的な景気減退で、港湾拡張工事費の財源が不足 − ボタニー港
27/05/09 発砲スチロールの箱が不足し、輸出に影響
20/05/09 グループ再編に関して4社から提案書を受ける − アシアノ社
20/05/09 国際貨物ターミナルの料金を改定 − TOLL DNATA社
20/05/09 オーストラリアの航空貨物の輸入は回復の兆し
20/05/09 連邦政府予算の削減で、貨物検査回数を減らす − 豪税関
20/05/09 危険物を搭載した貨車が脱線 − タスマニア州
13/05/09 豪州発のコンテナーからオオヒキガエルが発見され注意喚起
13/05/09 減収により、輸入申告料金を値上げする方向 − 豪検疫検査局
13/05/09 中国のST-Anda Logistics社を完全子会社化 − トールHD
13/05/09 海上コンテナーのマットレスの中にタバコを隠して密輸 − 豪税関
06/05/09 カンタス航空が機材を小型化すれば、活コーラルトラウト輸出に影響
06/05/09 インドのBICロジスティック社の株式を取得 − トールHD
06/05/09 港の大改修で大型船も寄港可能に − フリーマントル港湾公社
06/05/09 空港貨物ターミナル料金を値上げ − AAE
06/05/09 アフリカ・マイマイについての注意喚起 − 豪検疫検査局
06/05/09 豪州の地域航空会社REXが貨物パイロット20人を解雇

                                                             

05月27日2009年 中国/豪州間に新規船会社が参入する噂
  貨物マーケットの明確な回復の兆しが見えない中、この数ヶ月以内に中国とオーストラリア間を週一回運航する新しいコンテナー船が出現するかもしれない。 
  業界では、Le Kelin-led Grand China Logistics (GCL)が上海、寧波、深川(「川」は「土」へんに「川」)、香港、メルボルン、シドニー、ブリスベンを寄港するコンテナー船のサービスを、早ければ7月にも開始するのではないかとの噂が広がっている。 
  GCLのウェブサイトによると、上海に拠点を置く同社グループが、ドア・トゥ・ドアのサービスを含む統合ロジスティック・プロバイダーを目指している。 同社は、2005年に中国/オーストラリア航路を開設し、2007年には運航を停止した経営再建中の山東省煙台国際海運公司 (SYMS :Shandong Yantai I.nternational Marine Shipping Co) の買収を昨年模索したとされる。 しかし、結局は同社はSYMSを買収せずに、一部の航路とチャーター船を引き継いだとされる。 (Source: LLDCN, 26/05/09 "New player for China-Australia trade? ")
05月27日2009年 貨物団体が検疫検査料の補助金廃止の影響を調査−タスマニア州

  タスマニア州貨物ロジスティック カウンシルは、豪検疫検査局(AQIS)の検査料金の増加がタスマニア州の輸出にどのような影響が出るのかをより詳しく調べたいとしている。 連邦政府は、現在輸出業者に対して行なわれている検疫検査料金の40%の補助金を廃止するとしている。 
  タスマニア州貨物ロジスティック カウンシルのロブ・マクガイアーCEOは、「我々のグループは、いかにしてタスマニア州の輸出業者がこの新しい検疫検査料金に対処していくのかの意見を求めている。 もし、それが大きなマイナス要因となるのであれば、我々は連邦政府に対して補助金廃止の延期や中止を求める陳情活動を行なう」と話した。 (Source: ABC, 25/05/09 "Freight group to probe cost of higher quarantine charges")

05月27日2009年 ベトナムへB747-400貨物機のサービスを開始−カンタス航空貨物
  カンタス航空貨物は、オーストラリアからベトナムへ週1便の貨物機のサービスを開始する。 5月21日から始まるこのサービスは、シドニー空港からベトナムのホーチミン市から約6キロ離れたタンソンニャット国際空港(Tan Son Nhat International Airport : SGN)に運航する。 使用機材はB747-400の貨物機で、シドニー発のフライト番号はQF7585で、毎週木曜の15:45分に出発し、SGNには21:45分に到着する。 SGNでのグランドハンドリング会社は次の通り:

Tan Son Nhat Cargo Services
46 Hau Giang . Tan Binh District
Tan Son Nhat International Airport
HO CHI MINH CITY
T: 84 8 846 8486 Ext 134  
E: haithanh@hcm.vnn.vn
(Source: Qantas Freight, May 2009, "Qantas Freight Commences Vietnam Freighter
Service")
05月27日2009年 世界的な景気減退で、港湾拡張工事費の財源が不足 − ボタニー
  シドニー港湾公社によるボタニー港拡張に必要な10億ドルの資金の調達が危うくなっている。 現在、喫水の深さが16.5m、全長1,850mの5つの新しいバース建設のための、60ヘクタールの埋め立て工事が順調に進んでいる。 しかし、世界的な景気減速により、ボタニー港を使用する貨物の量が減少し、同公社が拡張工事費として期待していた港湾料金収入が予想を下回っている。 今回の港湾拡張工事は、既存の港湾施設が貨物コンテナーの取り扱いの限界に達したとき、新しい施設で今後の成長を維持していく予定であった。 
  ニューサウスウェールズ州政府ジョー・トリポディ港湾相は昨日、ボタニー港で取り扱う貨物コンテナーの量が期待していたより減少し、港湾拡張工事に必要な収入が予想を下回っていることを認めた。 一方、シドニー港湾公社側は、減収分を現在の港湾使用料金を特別に値上げして対応することを検討したが、これは見送ることにした。 
  トリポディ港湾相は、「一般的には、事業でこのような資金上の問題が生じたときには、投資費用を縮小するか、新しい財源を見つけることになる。 シドニー港湾公社の場合、ニューサウスウェールズ州政府に不足分の資金を要請することでなく、特別ではなく、今までのルールに沿った定期的な港湾料金の値上げで対処しようとしている。 州政府としては、同公社の収入が設備投資の不足を補うことが出来るように、今後数年間に渡り、州政府への配当金の免除を認めている」と話した。 
  シドニー港湾公社は、港湾使用料金は当初の計画通り、2年に一回消費者物価指数を参考に改定して請求するとしている。 (Source: LLDCN, 21/05/09 "Funding for Port Botany expansion disappearing")
05月27日2009年 発砲スチロールの箱が不足し、輸出に影響

  発砲スチロールの箱が不足し、オーストラリアのブドウ生産者は重要な海外マーケットに輸出出来ないでいる。 果物を入れる発砲スチロールの箱は高い需要があり、ブドウ生産者への供給は制限されている。 
  ブドウ生産者のネルソン・ディチェリア氏は、「一部のアジア市場では、ダンボール箱に詰められた果物を拒否するところが多く、ダンボール箱を容認する輸入業者は少ない。 現在のところ、発砲スチロールの箱で輸出するか、それとも輸出を止めるかである」と話した。 (Souce: ABC, 20/05/09 "Lack of boxes hits grape exports")

05月20日2009年 グループ再編に関して4社から提案書を受ける − アシアノ社

  港湾・鉄道貨物事業者のアシアノ社は、グループの再編成に関して、4社が提案書を提示しており、現在内密で協議を進めているとしている。 
  オーストラリア証券取引所の問い合わせに、同社は、「現在4社とアシアノ・グループの管理の変更から資本再構成までの広域な取引を内密に交渉している。 また、特定の事業の買収に興味がある企業とも同時に話をしており、今年度末までには何らかの発表が出来ると思う」と語った。 (Source: Australian, 12/05/09 "Asciano receives 4 non-binding proposals, talks ongoing")

05月20日2009年 国際貨物ターミナルの料金を改定 − TOLL DNATA社
  オーストラリアの空港貨物ターミナル運営会社のToll Dnata Airport Services 社が、貨物ターミナル料金を6月1日より、次の通り変更する。


05月20日2009年 オーストラリアの航空貨物の輸入は回復の兆し
  世界の経済状況とは逆に、3月のオーストラリアの輸入航空貨物が回復して来ている。 民間統計会社Maritrade社が発表した統計によると、多くの国々が経済危機により影響を受けている中、3月の輸入量が9月からの落ち込みの半分を回復した。 輸出量も9月の落ち込みから持ち直している。 3月の航空貨物の輸入量と輸出量ともに2万7,000トン以上となった。 
  Maritrade社のデービット・ベンダル取締役は、「航空貨物量の変動は、海上貨物より消費者の需要を測るのに向いている。 航空貨物は消費者の需要動向を調べるのに最適である。 一般的に、低価格商品を輸送する海上貨物より、高額商品を輸送する航空貨物の方が消費者の動向をより反映している。 輸出貨物の増加の要因は生鮮貨物で、オーストラリアの果実輸出業者は香港、中国、シンガポール、タイ、アラブ首長国向けに高い成長率を記録している。 シーフード輸出も香港、中国、アメリカ向けに好調である。 輸入に関しては、生鮮貨物は横ばいであるが、機械や電気製品などの高額な商品の需要は高い。 他の国々の航空貨物量が落ちているが、オーストラリアは回復してきている」と話した。 (Source: LLDCN, 18/05/09 "Australian airfreight imports climb further")
05月20日2009年 連邦政府予算の削減で、貨物検査回数を減らす − 豪税関
  オーストラリア税関・国境警備局(Australian Customs and Border Protection Service)は、来年度の連邦政府の予算が1,900万ドル削減されるために、職員を200人以上解雇し、貨物検査回数も現在の75%くらいに減らすことになった。 経費削減のターゲットとなるのは貨物検査業務で、新しい貨物検査方法は”正確なアプローチ(Refined approach)”と呼ばれ、税関当局はオーストラリアの主要コンテナー港にあるコンテナー検査施設で、高いリスクがある貨物に対して再度焦点を当てることにしている。 この新しい検査方法は、現在のまずランダム検査を実施し、高いリスクの貨物の発送人や受取人、そして発送地を解明すると言う方針を変更し、7月1日から実施される。 
  今回の作業変更は、貨物の流れが延滞することなく、より多くの違法行為が摘発されるとして、長年要請をしていたオーストラリアの輸入業界には歓迎されている。 これにより、航空貨物の検査実施対象が75%削減されて150万件となり、海上貨物のコンテナーも25%(3万2,500個)減って10万1,500個(teu)が検査の対象となる。 (Source: T&L News, 14/05/09 "Customs to cut staff, cargo screening following Budget")
05月20日2009年 危険物を搭載した貨車が脱線 − タスマニア州

  タスマニア州政府インフラ・エネルギー・資源省の広報担当は、「今朝、Boyer製紙工場向けの危険物貨物を搭載したパシフィック・ナショナル社の貨車がタスマニア州南部で脱線した」と発表した。 危険物である亜ジチオン酸ナトリウムを乗せた2両の機関車と5両の貨車が脱線し、現在、州政府の鉄道当局と労働基準当局が調査を行なっている。 
  事故が発生したのはRhyndaston地域で、この地域の軌道は総額2,400万ドルの改修工事の対象となっており、2010年に工事を始めて2012年に終了する予定となっていた。 (Source: LLDCN, 15/05/09 "Derailment in Tasmania")

05月13日2009年 豪州発のコンテナーからオオヒキガエルが発見され注意喚起

  最近、オーストラリアから到着した海上貨物コンテナーの中に生きたオオヒキガエル(Cane toad)が発見される事例がいくつか発生し、到着国の港で大きな検疫上の問題となっている。 コンテナーの貨物の内容はさまざまで、到着した国も複数に渡っており、オオヒキガエルがコンテナー内に知らない間に侵入したと思われる。 
  このオオヒキガエルの発見に関しては、海外の港の検疫当局から問題を指摘されており、オーストラリア検疫検査局(AQIS)としては、各国の生態系を尊重し、輸出業者や貨物業者などに対し、貨物をコンテナーに搭載する際には、オオヒキガエルやその他の害虫が極力入らないように注意を喚起している。 (Source: AQIS, Notice to Industry 21/2009 , "Cane Toads found in goods exported from Australia")

05月13日2009年 減収により、輸入申告料金を値上げする方向 − 豪検疫検査局
  オーストラリア検疫検査局(AQIS)の今年度の収支が赤字になる見込みで、今後輸入業者にとって貨物コンテナーの輸入コストが上昇することになる。 今年度の海上貨物の輸入申告件数が前年より30万件少なくなり、AQISの収入が約1,000万ドル減少することから、輸入業者は来年度(2009-10年度)にAQISの料金が引きげられると見ている。 
  業界団体のオースラリア通関業者・貨物業者カウンシル(CBFCA)は、今年の1月からこの問題を取り上げ、AQISが減収の一部を回収するために料金の値上げをすると予想している。 海上貨物輸入申告料を14ドル値上げして、コンテナー1個あたり47ドルにすることを、業界の中でこの数ヶ月間協議されていた。 しかし、貨物業界は、この値上げの提案に対して、連邦政府が黙認していることに批判をしている。  CBFCAのスティーブン・モリス理事は、「この値上げに関して、連邦政府のトニー・バーク農業相と数回協議したが、理解を得てもらえなかった」と話した。  オーストラリア検疫検査局と税関は、輸入申告料金で年間3億2,000万ドルの収入があるとされているが、1,500万ドルの収入減を双方とも吸収することは考えていない。 (Source: LLDCN, 29/04/09 "AQIS tipped to increase import declaration fee")  
05月13日2009年 中国のST-Anda Logistics社を完全子会社化 − トールHD
  トール・グループは、中国のST-Anda Logistics社株の残る49%の株式を取得した。 トールのポール・リトル社長は、「ST-Anda Logistics社の未取得だった株式を獲得する決定は、トールの成長戦略において重要な要因である。 我々の中国でのロジスティック事業は、トールの国際ビジネスにとって戦略的に大きな意味を持っている。 ST-Anda Logistics社の完全子会社化によって、中国内において更なる統一的な事業の展開の機会があり、我々の既存の顧客に対して、中国国内やその他の国に、よりシームレスなロジスティック・ソリューションを提供できるようになる。 中国の深川(「川」は「土」へんに「川」)に拠点を置くST-Anda Logistics社は、中国全土に30ヶ所の倉庫とデポを保有し、中国の1,500都市への配達ネットワークがある。 今回の統合によって、トールとしては消費材・日用品メーカーのColgate Palmolive社やJohnson & Johnson社との関係強化につながる。 しかし、今回の統合には中国政府当局の許可が必要で、3−6ヶ月ほどかかる」と話した。 今回のトールによるST-Anda Logistics社の49%の株式の買収金額は公表されていない。 (Source: LLDCN, 07/05/09 "Toll's shopping spree extends to China")
05月13日2009年 海上コンテナーのマットレスの中にタバコを隠して密輸 − 豪税関

  マットレスの中に39万5,000本のタバコを隠して密輸しようとして税関に逮捕されたシドニー在住の男(50才)が今日、シドニー中央裁判所に出廷した。 この男の容疑は、税関法1901の233(1)(a)項の密輸、233(1(d)項の密輸タバコ所持である。 
  今回の捜査は、2009年4月24日に、シドニーのコンテナー検査場で中国からの海上貨物コンテナーをエックス線検査した時から始まった。 エックス線検査の画面で25個のマットレスに異常が判明し、詳しく検査すると、マットレスの中に1,975カートン(39万5,000本)のタバコが見つかった。 .その後5月1日に税関職員がこの男の家を捜査し、この男を逮捕した。 
  税関のNational Manager Investigationsのリチャード・ジャネツコ氏は、「タバコの密輸は重大な犯罪で、社会を騙すことになる。 密輸人が密輸しようとするタバコや葉巻は正式な施設で生産されていない。 衛生基準を満たしておらず、健康への影響を警告する注意書きもなく、社会に大きな危険性を与える」と話した。 この男は保釈を許可され、5月12日に再度裁判所に出廷する。 タバコの密輸に関する罰金は、密輸したタバコの関税の5倍の金額で、また最高10年間の懲役になる。 (Source: Australian Customs, Customs Media Release, 06/05/09 "Man arrested over tobacco smuggling in mattresses")

05月06日2009年 カンタス航空が機材を小型化すれば、活コーラルトラウト輸出に影響

  もし、カンタス航空がケアンズから使用するジェット機を小型化すれば、オーストラリア最大の活コーラルトラウト(Coral trout、和名:スジアラ)貿易が打撃を受けることになる。 先月カンタス航空は、世界的な景気後退を理由に、1,700人以上の従業員の解雇、そしてフライトを削減する計画を発表した。
  AustAsia Seafood社のミック・リーイエス取締役は、「我々は生きたコーラルトラウトを広胴機のジェット機で輸出しており、それらのフライトがなくなるのではないかと心配している。 経済危機のために、航空会社は使用している機材を見直し、航空機を小型化して経済効率の一番高い方法を模索している。 そうなると、貨物コンテナーを搭載できる航空機がなくなるかもしれない。 我々は、国内や海外にコーラルトラウトを輸送するには貨物コンテナーが搭載できる航空機が必要である」と懸念を示した。 (Source: ABC, 04/05/09 "Qantas cutbacks may affect fish exports")

05月06日2009年 インドのBICロジスティック社の株式を取得 − トールHD
  貨物・ロジスティック企業のトール・ホールディングス社は、インド市場での存在感を高め、世界的な経済危機によって、逆に将来の成長にさらなる機会を得ることが出来るとしている。 同社は先週の金曜日に、インドのニューデリに拠点をおくBICロジスティック社の株式40%を獲得し、今後2年間で過半数にまで増やすオプションがあると発表した。 
  BICロジスティック社は、インド全土で陸上貨物、鉄道貨物、航空貨物の輸送事業を展開しており、250台のトラックを'保有し、鉄道事業者や航空事業者との契約がある。 同社の昨年度(2008年3月期)の売り上げは13億ルピー(3,600万豪ドル)で、買収後すぐにトールの1株当たりの利益と同社は見ている。 (Source: AAP, 01/05/09 "Toll takes stake in BIC Logistics")
05月06日2009年 港の大改修で大型船も寄港可能に − フリーマントル港湾公社

  フリーマントル港湾公社は、市内の港の大規模改修により将来の貿易に大きく対応できるとしている。 内港(Inner harbour)の水深を深くするプロジェクトの一環として、バース10が改築される。 
  同公社のクリス・リート・ヘイターCEOは、「今回の工事で大型船が着岸できるようになる。 貨物を満載した船や大型船が港に着岸し、取り扱うことが出来ることは、西オーストラリア州の輸入業者や輸出業者にとって大きな効率化につながる。 今回の改修は素晴らしいことで、水深を深くすることは港としては今回で3回目で、将来の貿易に大きく貢献できる」と話した。 (Source: ABC, 03/05/09 "Fremantle Ports upgrade to allow for bigger ships")

05月06日2009年 空港貨物ターミナル料金を値上げ − AAE
  オーストラリアの空港貨物ターミナル業者のオーストラリアン・エアー・エクスプレス(AAE)は、2009年6月1日からの貨物ターミナル料金の改定を発表した。

現行:   貨物1件当たりの最低料金  33.00ドル
       1キロ当たり             0.30ドル

改定後:  貨物1件当たりの最低料金  35.00ドル
       1キロ当たり             0.35ドル

  今回の改定は、オーストラリアでの貨物取り扱い費用の増加によるもので、前回の改定は、18ヶ月前の2007年11月であったとしている。 (Source: Letter from Australian Air Express to AFIF, 28/04/09 "Terminal Fee - Revision")
05月06日2009年 アフリカ・マイマイについての注意喚起 − 豪検疫検査局
  最近、パプアニューギニアからの航空貨物のコンテナー(ULD)内からアフリカ・マイマイ(GAS: Giant African Snail) の発見件数が増えている。 豪検疫検査局(AQIS)は航空貨物業界や保税倉庫の従業員に対して、アフリカ・マイマイへの注意を促している。 もしアフリカ・マイマイを発見したら触らずに、すぐ検疫検査局に連絡して欲しいとしている。 (Source: AQIS, Public Quarantine Alert PQA0612, "Giant African Snail (GAS) on Air Cargo from Papua New Guinea")
05月06日2009年 豪州の地域航空会社REXが貨物パイロット20人を解雇

  オーストラリアの地域航空会社(Regional Airline)であるRegional Express Holdings Ltd (Rex)は、航空貨物の需要が劇的に低下したとして、20人の貨物機パイロットと4人の地上係員を解雇し、貨物事業のリストラを発表した。 
  同社のジム・デービス社長は、「景気の低迷により、パイロットと地上係員の解雇を防ぐことが出来なかった」と話した。 同社は、もし景気の低迷が続くのであれば、旅客部門の職員の解雇もありえるとしている。 同社の保有している小型の貨物機Metroは退役させ、燃料効率に優れたSaab 340の貨物機に変更する予定で、すでに3機のSaab 340貨物機が運航を開始している。 
  同社は保有する40機のSaab 340の旅客機を使用して、シドニー、メルボルン、アデレードからオーストラリア国内の24ヶ所の空港に週1,300便を運航している。 同社のグループは、 Regional Express社、航空貨物とチャーターのPel-Air Aviation社、Dubboに拠点を置くAir Link社から成り立っている。 (Source: Aircargo Asia-Pacific, 29/04/09 "Rex lays off cargo, ground staff ")